会社を辞める理由は?

退職後、年金生活などで
仕事をせずにゆとりのある生活ができる方なら考える必要はありませんが、
たいていの人は次の仕事を考える、
つまり転職することになります。
今、何がネックになっているのか?
何をクリアにしておく必要があるのか?

しっかり考えることから準備を開始しましょう。


最初の心構え

まず第一に、
会社を辞める理由を
会社に伝えるために考える必要はありません。
『一身上の都合』で片付けます。
もしくは、『個人的な都合のため、お答えは控えさせてください。』
これで乗り切るのが基本です。

しかし、自分のためにしっかりと考える必要はあります。

病気?やる気?将来性?人間関係?時間?家族?おかね?

会社を辞める理由が固まっていない場合、
しがみついてでも居続ける道を選んだほうが良いこともあります。

もちろん、しっかりとした理由があってもこの先絶対にうまく行くとは限りません。
理由や気持ちだけで乗り越えられない壁も世の中にはたくさんあります。
しかし、現状分析・計画がしっかりできていて、
技術や知識にも自信があるならば、成功にはぐっと近づいているに違いありません!

例として、会社を辞めたいという相談を受ける中で
ダントツに多いのは

会社や上司に不満がある。

ということです。
これは理由としてどうでしょうか?
もしかすると、会社を辞めるための重大な理由になるかもしれません。
しかし、さっぱり理由にはならないかもしれません。
もっと掘り下げて考える必要があります。
会社の何が不満でしょうか?
上司の何が不満でしょうか?
それは改善できないのでしょうか?

状況や現場を見ていない人間には
つまり、本人でなくては

その惨状はわかりようがないかもしれません。

改善なんてムリ・ムダという状況なのかもしれません。
改善案を出してもたいした理由もなしに
「そんなんだからダメなんだ!」
「甘い!」
「逃げている!」
「それで何パーセント改善するんだ?」
などという言葉が返ってくるかもしれません。
そもそも、

そんなことは口に出せる雰囲気ではないかもしれません。


自分の中に潜む本当の答えは?

ココで重要なのは、そういった外部要因ではなく自分のことです!

様々な要因を3つ程度に分け、その組み合わせを考えてみてください。

やる気 :やりたいことをしている。やりたいことかはわからない。やりたくない
将来  :ずっと続けていく。続けていくかわからない。続かない。
人間関係:良好。可もなく不可もなく。劣悪。

やる気、将来、人間関係という3つの組み合わせ、27種類で面白い結果が出てくるかもしれません。
例1:やりたいことをしている。ずっと続けていく。良好な人間関係。
最高の組み合わせですね!もし転職するとなると相当なランクアップも期待できそうですね!

例2:やりたくない。ずっと続けていく。良好な人間関係。
なぜこうなったのでしょう!?

これにプラスして、おかねはどうでしょうか?多い?普通?少ない?
健康面ではどうでしょうか?元気?倒れそう?病気?
時間は?家族は?
その他にも、評価は?場所は?

こうして、自分のことを細かく分析していくことで、なぜ辞めたいのかが少しずつ見えてくるはずです。
その結果、今後何をすればよいのかが少しずつわかってきます。


理由チャートの例
(この例の場合、人間関係が圧倒的な要因になっているようです。)



サイトマップ

準備編

1. 現状分析
 会社を辞める理由は?
 ├病気
 ├うつ
 ├やる気
 ├将来性
 ├人間関係
 ├時間
 ├家族
 └おかね
 労災(労働者災害補償保険)
 ├もしかして労災!?
 ├通勤災害
 └業務災害
 知識・技術・できることの確認

2. 情報収集
 就業規則の確認
 ├労働契約の期間の定めは?
 ├解雇要件は?
 ├有給休暇については?
 ├雇用保険は?
 └退職金制度は?
 安直な起業、ノウハウ本、情報商材はNG

3. 計画作成
 ライフプラン・キャリアプランの作成
 人脈の整理、再構築
 転職先は?
 └通知義務がある!?
 会社を辞めた後の住まいは?
 預貯金や緊急時の資産は?
 公的保険(健康保険)を考える
 私的保険を考える
 ローンは?
 ボーナスをもらう、もらわない、もらえない!?
 クレジットカードは?

4. 実行直後
 退職の表明は最後の最後にしてください
 意外と評価がうなぎのぼり?

5. いざ!退職!!
 退職を誰に告げる?






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