サービス残業・未払い賃金の精算

サービス残業は労働基準法に反する違法行為、請求が可能です
(時効は2年)
請求には労基署(労働基準監督署)や、場合によっては弁護士など
専門家の力が必要となります。

まず、用意するものです。
・2年分の給与明細
・2年分の勤務実績(タイムカード等)、PCを使っている方はPCのログイン・ログアウト履歴
・就業規則

これらがそろっていれば、労基署で手続きの対応をしてくれます。

会社を辞めてからでも、残業代の請求は可能ですが、
退職後ではこれらを集めるのが非常に困難になります。
給与明細がWeb化されている会社が多くなってきていること。
勤務実績や就業規則は退職者には見せる義務がないことから、
見せてくれないことがほとんどのためです。

また、未払い賃金に対する遅延損害金には利息がつくようです。
在職中と退職後では利率に違いがでるようなので、
どうやって証拠を集め、どうやって請求するかもしっかり考えておいた方がよさそうです。

ちなみに、名ばかり管理職の方々も同様に請求が可能です。
"管理監督者"であると定義されたがために残業代がなく、
管理職という役職であるにもかかわらず、
・出退勤の自由度がない(ほとんどない)
・給与面で一般の従業員より高い処遇を受けていない
・経営者と一体的立場でない
・正社員の部下がいない
などに該当する方は、会社を退職する・しないに関わらず、
しっかり残業代を請求しましょう。


PCの履歴を取る

PCは開始、終了の履歴が自動で取られています。
見方は、OS(オペレーティングシステム)の種類(Windows8など)によって
若干異なりますが、基本的には"コンピューター"のアイコンを
右クリックすることで表示できます。

Windows7での例
  1. コンピューターのアイコンを右クリック
  2. 管理をクリック
  3. イベントビューアーを表示
  4. Windowsログを表示
  5. システムを表示
  6. 表示された情報の一覧から"ソース"が"Kernel-General"というものを探す
  7. オペレーティング システムは開始しました。シャットダウンしましたの記載をメモ
注意点として、PCの履歴は2年分は残っていないことがほとんどです。
サービス残業の常態化を示すものとして利用することが多くなるかと思います。
実際の勤務実績は普段からしっかりと記録しておいてください。

また、Windowsログは自分で編集できるため、
設定が可能な方はあらかじめログの振り分けをしておくと便利です。




サイトマップ

実行編

1. とにかく記録する
 ├日記をつけましょう
 ├メールを送りましょう
 └できる限り、録音・録画しましょう

2. 脅迫はアウト!専門家を頼る

3. 退職までの期間の設定

4. 退職日を決める

5. 退職届について
 書き方
 理由
 受け取ってくれない!?

6. 引き継ぎ・引き留め

7. サービス残業・未払い賃金の精算
 └PCの履歴を取る

8. とことんまでやらない






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