会社の辞め方:実行編
とにかく記録する
日記をつけましょう
何時に出勤・退勤したのか、
仕事中どんなやりとりがあったのか、そしてその時どう感じたのか
しっかり記録しておきましょう。
後々、これが証拠として大活躍してくれる可能性があります。
サービス残業・未払い賃金の精算の部分でも大事になります。
メールを送りましょう
都合が悪くなると、コミュニケーションを避けるのが人の常です。
実は、ほとんどの人が退職が決まっても、
上司が動いていないようだと感じていると同時に、
相談いただく内容の中心もこの点についてがほとんどです。
具体的には、
退職までの進捗、引継ぎ作業について、有給休暇の消化についてなど
どうなっているのかわからない・・・。
と言ったことになります。
こちらもしつこく確認できるような状況でないこともあります、
期日をきって、メールで確認しましょう。
送受信の履歴が残るため、適当な言い訳で逃げられることがなくなります!
できる限り、録音・録画しましょう
話し合いをする時はメモを取る方がほとんどだと思います。
しかし、今やスマートフォンにもボイスレコーダーやカメラがついていますので、
できればボイスレコーダーやカメラで状況を記録しておきましょう!
その時、
断ってから記録するか?黙って記録するか?
と質問を受けることがあります。
答えは、どちらでも大丈夫です!状況に合わせて選びましょう!
あくまでも私の経験やご相談者様の経験で言えば、
自分が卑怯な人間ほど、黙って録音などすると、「盗聴か!」などと騒ぎます。
そもそも黙ってでも記録したいと思っているということは、
何か証拠を掴もうとして状況が多いかと思います。
そんなときに、「記録してもいいですか?」と正直に言ってしまっては台無しです。
法的には記録が罪に問われることは少ないと思いますので、
結果的に使うことがなかったとしても、録音しておく方が無難といえます。
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Warning: include(): Failed opening '/home/real-lifeplan/www/resign/commons/amazon/sony_icd-tx650.php' for inclusion (include_path='.:/usr/local/php/5.2.14/lib/php:/usr/local/php/5.2.14/lib/php/PEAR:/home/real-lifeplan/www/resign/.:/home/real-lifeplan/www/resign/css/.:/home/real-lifeplan/www/resign/google/.:/home/real-lifeplan/www/resign/outersetting/.:/home/real-lifeplan/www/resign/js/.:/home/real-lifeplan/www/resign/preparation/.:/home/real-lifeplan/www/resign/execution/.:/home/real-lifeplan/www/resign/completion/.:/home/real-lifeplan/www/resign/tool/.') in /home/real-lifeplan/www/resign/execution/record_contents.php on line 51
退職日を指定しましょう
ハラスメントに備えましょう
脅迫はアウト!専門家を頼る
退職までの期間は?
準備編でも記載の通り、
妥当な線で行くとすれば、やはり会社の就業規則の通りとなります。
引継ぎは期間内に行うわけですから、それプラス有給休暇の消化を見ておきましょう。
実は、引継ぎの期間が「足りない」または「足りないといわれている」という相談が多くあります。
ところで、それはこちらが考えることですか?
いつもは、「仕事は決まった期間の中でしっかり完了しろ!」
などといわれていたりしませんか?
全部自分でする必要はありません。
やってもらいましょう。
引継ぎの手配は残る人たちにやってもらうのも手です。
特に管理職がいる場合、彼らの仕事です。
管理ですからね。
何しろもういなくなる身です。退職後まで「助けて!」といわれたり、電話がかかってきたりしては困ります。
仕事を覚えてもらうためには
心を鬼にして、相手のためを本当に考えればこそ、やってもらうしかない場合もあるのです。
次の就職先が決まっている場合、
面接や内定時に(していると思いますが)次の就職先の入社予定日を確認してください。
そして、今の職場とはこれから相談する旨を伝え、
ある程度余裕を持った期間を空けた上で入社日を決定してください。
そうすることによって、
今の職場で不測の事態が発生した場合にもより選択肢を持った対応が可能になります。
引継ぎに時間が必要だといわれた場合、今の職場の顔を立てることができ、
より円満な退社に持っていくことも可能です。
また、有給休暇の消化にあて、リフレッシュして次の職場に臨むことができるかもしれません。
そして、一番大事な次の職場に迷惑をかけることもありません。
退職日を決める
ついに、やってきました!
退職日を決めるときが!
長かったかもしれません。
ようやくここまできましたね。
と安心するのはまだ早いです。
なんと、
実は、ここはブラック起業の必殺技が炸裂するポイントです!
退職日を決めるだけなのにそんなバカな!
辞められるようになったのなら、一刻も早く辞めます!
そんな気持ちは少しだけ抑えてください。
順序どおりきていると、
まだ、退職届は書いていないはずです。
相談の中でありがちな例で、
「順調にお話が進みました
会社の指定通りにやめることにします!」
というのがあります。
会社の指定はいつになるのでしょうか?
末日でしょうか?
それともすぐにでもOK?
基本的に退職日を決めるのは、自分自身です!
自分自身で根拠を持って、しっかりと決めましょう!
さて、一体何が違うのでしょうか?
それは、退職してからの社会保険についてです。
会社の社会保険に加入している方が多いと思われます。
給料から、社会保険料がひかれていると思いますが、
会社は、あなたのために折半などで社会保険料を払っています。
退職後は次の会社の社会保険に加入するか、
国民健康保険に加入するかになります。
ここで、マジックが発生します。
退職月の社会保険料はどうなるのでしょうか?
退職届けについて
自己都合での退職届けはとにかく「一身上の都合」
受け取ってくれないはありえません。
引き継ぎ・引き留め
サービス残業・未払い賃金の精算
サービス残業は労働基準法に反する違法行為、請求が可能です
(時効は2年)
請求には労基署(労働基準監督署)や、場合によっては弁護士など
専門家の力が必要となります。
まず、用意するものです。
・2年分の給与明細
・2年分の勤務実績(タイムカード等)、PCを使っている方はPCのログイン・ログアウト履歴
・就業規則
これらがそろっていれば、労基署で手続きの対応をしてくれます。
会社を辞めてからでも、残業代の請求は可能ですが、
退職後ではこれらを集めるのが非常に困難になります。
給与明細がWeb化されている会社が多くなってきていること。
勤務実績や就業規則は退職者には見せる義務がないことから、
見せてくれないことがほとんどのためです。
また、未払い賃金に対する遅延損害金には利息がつくようです。
在職中と退職後では利率に違いがでるようなので、
どうやって証拠を集め、どうやって請求するかもしっかり考えておいた方がよさそうです。
ちなみに、名ばかり管理職の方々も同様に請求が可能です。
"管理監督者"であると定義されたがために残業代がなく、
管理職という役職であるにもかかわらず、
・出退勤の自由度がない(ほとんどない)
・給与面で一般の従業員より高い処遇を受けていない
・経営者と一体的立場でない
・正社員の部下がいない
などに該当する方は、会社を退職する・しないに関わらず、
しっかり残業代を請求しましょう。
PCの履歴を取る
PCは開始、終了の履歴が自動で取られています。見方は、OS(オペレーティングシステム)の種類(Windows8など)によって
若干異なりますが、基本的には"コンピューター"のアイコンを
右クリックすることで表示できます。
Windows7での例
- コンピューターのアイコンを右クリック
- 管理をクリック
- イベントビューアーを表示
- Windowsログを表示
- システムを表示
- 表示された情報の一覧から"ソース"が"Kernel-General"というものを探す
- オペレーティング システムは開始しました。シャットダウンしましたの記載をメモ
サービス残業の常態化を示すものとして利用することが多くなるかと思います。
実際の勤務実績は普段からしっかりと記録しておいてください。
また、Windowsログは自分で編集できるため、
設定が可能な方はあらかじめログの振り分けをしておくと便利です。
とことんまでやらない!
会社を辞めることが人生の目的なわけではありません。
命がけですることでもありません。
ある程度、妥協できる点で終わりにするというのも1つの方法です。
例えば、有給休暇の全消化はできなかったが、
40日残っている中の20日は取れたと言う場合、
普通であれば、全て使う方がいいに決まっていますが、
どうしてもムリな場合もあります。
ここで、妥協できるのであれば、
次の自分の目的のために終わりにするというのも1つの方法です。
また、退職交渉が泥沼化し、
日夜、電話やメールで追い込まれているという相談もあります。
そんなことをする相手に、とことんまでやってしまうと、
会社を辞めてからも何をされるかわかったものではありません。
円満退職というのは、
会社、仲間、自分、家族、全員が円満な退職を迎えられることが
ベストではありますが、
双方が、ある程度納得した形で手打ちにするというのも
1つの円満退職であると考えるのもいいのかもしれません。
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サイトマップ
準備編
1. 現状分析会社を辞める理由は?
├病気
├うつ
├やる気
├将来性
├人間関係
├時間
├家族
└おかね
労災(労働者災害補償保険)
├もしかして労災!?
├通勤災害
└業務災害
知識・技術・できることの確認
2. 情報収集
就業規則の確認
├労働契約の期間の定めは?
├解雇要件は?
├有給休暇については?
├雇用保険は?
└退職金制度は?
安直な起業、ノウハウ本、情報商材はNG
3. 計画作成
ライフプラン・キャリアプランの作成
人脈の整理、再構築
転職先は?
└通知義務がある!?
会社を辞めた後の住まいは?
預貯金や緊急時の資産は?
公的保険(健康保険)を考える
私的保険を考える
ローンは?
ボーナスをもらう、もらわない、もらえない!?
クレジットカードは?
4. 実行直後
退職の表明は最後の最後にしてください
意外と評価がうなぎのぼり?
5. いざ!退職!!
退職を誰に告げる?
実行編
1. とにかく記録する├日記をつけましょう
├メールを送りましょう
└できる限り、録音・録画しましょう
2. 脅迫はアウト!専門家を頼る
3. 退職までの期間の設定
4. 退職日を決める
5. 退職届について
書き方
理由
受け取ってくれない!?
6. 引き継ぎ・引き留め
7. サービス残業・未払い賃金の精算
└PCの履歴を取る
8. とことんまでやらない
完了編
1. 雇用保険の失業給付について2. 失業手当をもらいながら働く!?
3. 職業訓練校でお得!?
4. 確定拠出年金(日本版401k)を継続する?解約する?
├継続する
└解約する
5.会社を辞めた後の生き方、リゾート地で過ごす?